【あるみづ】ある眠れないみづきの後日談

2007年10月09日

近能さん辞書 ep:6 むかむかファンクラブ

むかむかファンクラブ


 日向晴彦(ひなたはるひこ)26歳はいつも平凡で普通な人生を送っていた。
 氷雨美雪(ひさめみゆき)26歳もいつも平凡で普通な人生を送っていたのかもしれない。
 そして今日二人は出会うことになる。
 そのときの出会いを柴田恭平のモノマネで見てみることにしよう。

 その日はとてもよく晴れた日で雨が降っていた。
 日向晴彦は毎朝天気予報は欠かさず見てから家を出るようにしている。
 腹が立っていた。
 天気予報は降水確率0%。しかし現に今、太陽はかんかんに照っている。
 いわゆる天気雨である。

 氷雨美雪は毎朝『石井健吾の朝から一発』を聞く事を欠かさない。
 腹が立っていた。
 「いしけん」、美雪は石井健吾のことをこう呼んでいた。
 いしけんは、今日の天気予報ははずれるから傘持ってって。と言った。
 そこまでは良かった。
「でも、僕の言うこと聞くとお漏らしするよ」
 と、付け加えた。

 頭にきていた。ふたりとも。
 もう二度といしけんなんか聞くもんか、と思った。
 この、やり場のない思いは、むかむかファンクラブで。

投稿者 (こ) : 2007年10月09日 09:52 | トラックバック  | 0574 Web Site Ranking | Blog Rank7
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