
僕らはウェイターが厨房に行くのを見送ってから話し始める。
「何だよ。今はもうファミレスも全面的に禁煙かよ」
「日本もいよいよスモーカーの肩身が狭くなるな」
「たばこの1本や2本でガタガタ抜かしてバカかホントに」
「まぁまぁ、そんなに熱くなさんな。別にたばこを吸いにきた訳じゃないんだからさ」
「たしかに…そうだけど」
気持ちを落ち着かせるためお冷やを一口飲んだ。
「あ〜あ、こんな時、喫煙店長がいたらな」
「ばかっ鈴木野、それはタブーだぞ!」
「えっ?」
「やばい、手遅れか?」
「あー手遅れだ」
「……」
「…どうだ、1本吸って気持ち落ちつかせろよ」
「サンキュ」
そして、僕らは注文はせずに店を出た。
彼は現れることはなかったが、まだ油断はできない。
ほんの一瞬の気持ちのゆるみから事故は起こるものだ。
父親からそう習った。
「なんか、いい気分だ」
「ああ、すがすがしい気分だ」
お互い少しぎこちない会話が続いた。
しかし、黙って過ごすより何かしらを口にしていなきゃいられない状況だったのだ。
あれから、3ヶ月。彼との友人関係は断絶した。
「今日もいい天気だ」
今日の降水確率は20%だった。
素敵なブログですね!
最近気になってちょくちょく拝見させてもらってます。
こちらもオモシロイ事やってますので、お暇な時にでも一度遊びに来てみて下さい!
UNITY代表